千葉県某所 戸建住宅塗り替え工事
施工管理部 渡部です。大変ご無沙汰しておりました。
さて、昨年千葉県某所で行われた戸建て住宅の改修工事の模様をお伝えします。
改修前↓
手賀沼を望む閑静な新興住宅地に建つ本物件は、外壁の仕上げ材はリシンという砂粒状のものを使っていて、落ち着いた艶消し調です。
付け柱や飾り枠を使用した外観はどこか洋風ですね。
しかし、リシンを用いた外壁はいいことばかりではありません。
上の写真は白い外壁面が「カビ」により黒くなってしまったものです。
方角でいえば「北面」にあたる外壁面。
リシン材の外壁は、細かな砂粒を壁に吹き付けて仕上がりなので、凹凸が多く出来てしまいます。
雨が降るとその凹凸に雨水が溜まります。日当たりの良い面ならすぐに乾いてしまうものですが、日当たりの悪い面になると乾燥が遅く、カビの原因となる菌を呼んでしまいやすくなるのです。
このカビは放っておくと景観を損ねるだけでなく、胞子や菌を放出し始めるため健康にも悪影響が出てしまいます。
小さいお子さんや免疫力の低い高齢者の方がいるご家庭は一度外周を気にしてみるといいですよ。
さあ、そんな洋風のお宅も工事のビフォーアフターです。
ビフォー → アフター
外壁の付け柱や飾り枠は濃度の高い塗料を使い外壁の淡い色とのコントラストを明確化しました。
メインの淡い色の方も温かみのある色合いになりました!
北面のビフォーアフターも。
綺麗になりました。
リシンの凹凸を減らし、上塗り材に光沢(ツヤ)のある材料を使うことによって、カビを繁殖させにくくしました。
塗りかえの際には、色やツヤ、材料のグレードなど、知っておくべきことがたくさんあります。
是非一度、私どもに相談ください!必ず役に立つ情報がありますよ!
最後に、大きな台風が続き、各地で様々な被害が出ております。
特に千葉県では15号の影響で甚大な被害が出ていますね。
私の趣味の一つである海釣りでよく行く南房総のエリアも未だダメージは残っています。
一日でも早く復興できるよう、祈っております。お隣千葉県、ともに頑張ろう!